お帰りと迎える妹の温もりに 凍えた頬のふわり和らぐ
照滴073
本文
お帰りと迎える妹の温もりに 凍えた頬のふわり和らぐ
形式
#短歌
カテゴリ
#9.日常・生活
ラベル
#日常 #恋愛
キーワード
#妹 #お帰り #温もり #凍えた頬 #安心
要点
妻の温かい迎えに、寒さでこわばった頬が和らぐ情景。
現代語訳
「お帰り」と迎えてくれる妻の温もりで、凍えた頬がほっと和らぐ。
注釈
家族との日常の温もりを象徴
妹:いも。妻や恋人、妹など。
寒さ:孤独や疲労の比喩
解説
日常の些細な情景を通して、安心や愛情の機微を描く短歌。
深掘り_嵯峨
愛する人の存在による究極の救済を詠んだ歌です。「凍えた頬」は、厳しい修行や世俗の苦悩によって冷え切った心身を象徴しています。それを「妹(いも)」という愛しい人の「温もり」が「ふわり」と優しく和らげてくれます。ここでは真理(仏)ではなく、具体的な愛の存在こそが現世の救済であるという、人間的な愛の力を讃えています。